京(みやこ)あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

【Ⅰ-8】赤ちゃんのしゃっくりが止まりません

生後1か月の乳児です。しゃっくりがなかなか止まらないことがあります。顔を真っ赤にして苦しそうな様子に見えるのですが、大丈夫でしょうか?

しゃっくりは胸とおなかの間にある横隔膜が緊張し、けいれんを起こしている状態です。神経系が未成熟な低月齢のころに多いといわれています。乳児特有の生理的な現象なので、成長するにつれてなくなってきます。大人と違って、赤ちゃんの場合は私たちが思うほどには苦しくはありません。

授乳後、胃が膨らんで横隔膜を圧迫することがきっかけになる場合が少なくありません。ですから、授乳時に飲み込んだ空気をゲップとして出すことによって、しゃっくりが少なくなります。便秘をしていると、腸が胃を押し上げてしゃっくりが出やすい状態になります。

しゃっくりが出はじめたら、おむつを替えたり、おなかのマッサージをしたり、下半身を温めたりしてください。また、ゲップをしっかり出し、便秘をしないように気をつけましょう。授乳直後のしゃっくりは吐いたミルクを誤飲することもあります。赤ちゃんの上半身を高くして背中を軽くたたいたり、さすったりしてあげてください。