事故防止
【Ⅲ-3】自転車同乗時のヘルメットの必要性
幼稚園児の保護者に対するアンケート調査によると、自転車補助椅子の購入率は96.4%にのぼり、購入した38.8%の保護者が子どもを補助椅子に乗せてけがをさせた経験があるとされています。つまり、自転車同乗中の幼児の事故は他の事故と比較にならない位に多く発生しているのです。
自転車同乗中の事故は幼児が転落して頭部を打撲する場合と足を車輪に巻き込まれる場合が多いのですが、特に危険なのは頭部を打撲する場合です。子どもは停車中の自転車から転落してもヘルメットを着用していなければ頭蓋骨骨折や脳出血を起こすことがあります。
自転車は自動車と違ってスピードが出ないから安全であるという考えは間違いです。幼児を自転車に乗せる場合は常に頭部を保護するためにヘルメットを着用する必要があります。