京（みやこ）あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

まず、次の6つを確認してください。①熱はありますか、②顔色は悪くないですか、③遊んだり、ご飯を食べたりするのがいつもより少ないですか、④夜中に目を覚ましますか、⑤繰り返し吐くことはありますか、⑥鼻みずは多いですか。こういう症状があると、多くの保護者から「うちの子は喘息ですか?」と聞かれます。しかし、咳やゼイゼイの原因はさまざまなので、まずはしっかりと診断をしてもらうことが大切です。

夕方から夜、寝静まった時間帯は一日の中で気温や湿度が最も変化しやすい時間帯です。子どもが大きくなると気管支や肺はその変化に順応できるようになるのですが、乳幼児や喘息の子どもはその機能がまだ不十分で、むしろ過敏に反応してしまうため、咳やゼイゼイといった症状が出てきやすいと考えられます。

そこで、家庭でできる対応方法を知っておいて下さい。ⓐ不安を取り除く（助長させない：親が不安なように子どもも不安です)ⓑ水分を少しずつ飲ませると痰が抜けやすくなります、ⓒ楽な姿勢、体育座りで少し前のめりの姿勢になると楽です、ⓓ鼻みずを取り除く、ⓔ室内の気温や湿度を適正保ち、換気をしっかり行いましょう。

最後に、冒頭の6つのうちの①②⑤症状が当てはまるようなら、時間を問わず早めに受診してください。