京(みやこ)あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

【Ⅱ-13】発見者がその場で心肺蘇生法を開始することの重要性

呼吸が止まってから何も手当てをしないと4分後の救命率は50%、5分後には25%まで下がってしまいます。そして119番通報から救急車が現場に到着するまでには8~9分かかります(消防庁の全国統計)。そのため急に呼吸の止まった赤ちゃんを後遺症なく助けるためには、発見者がその場で直ちに心肺蘇生法を開始することがどうしても必要です。

心肺蘇生法はやり方を読めばできるというものではなく、講習会に参加して自分自身が実際に体験して覚えなければ身につきません。しかし、実際にやってみると難しいものではなく、誰にでもマスターできます。ともかく何もしないのが結果を最も悪くします。

いざという時は勇気を出して直ちに心肺蘇生法を始めましょう。子どもの命を助けられるのは発見者しかいないということを忘れないで下さい。なお、心肺蘇生法に自信がない場合は119番通報をすることで、通信指令員から電話で心肺蘇生法のやり方を口頭指導してもらうことができるので安心してください。