事故防止
【Ⅲ-5】ティシュペーパーやビニール類はベビーベッドの中に入れないで
京あんしんこども館の子どもの事故に関する電話相談の約半数は誤飲事故への対応に関するものです。誤飲の原因物質の中で最も多かったのは紙類(11.6%)、次いでポリ袋やパン、お菓子の袋などのプラスチック製包装材(8.7%)で、両者で全体の20.3%を占めていました。
一方、病院を受診した誤飲事故の原因物質はタバコと医薬品で全体の半数を超えており、電話相談の誤飲事故の原因とは全く異なっていました。この結果には「紙や包装材を誤飲しても大丈夫で病院へ行く程ではないが、念のため電話で安全なことを確かめたい」という保護者の思いが反映されているように思われます。
しかし、米国では生後3か月の女児がベビーベッド内に置いてあったティシュペーパーとトイレットペーパーを飲み込んで窒息した事例が報告されています。紙や包装材も子どもの手に触れない所に片付ける必要があり、特にベビーベッドの中には入れないようにしましょう。