京（みやこ）あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

ベビーベットが窓際に置かれている。窓にはカーテンが引いてあって、横の紐を引くとカーテンが開く。遮光のためにブラインドがあり、あけるための紐がある。ベッドで寝ていた幼児が立ち上がり、窓際に向かって手を伸ばした時に紐が手にかかり、紐で遊び始めた。遊んでいる内に何のはずみか首にかかり、くるくると回ってしまった。

子どもはこんな簡単なことで、首が絞まり、窒息死してしまいます。たまたま誰も見ていない時に窓がベッドの横にあった、カーテンの紐が手の届く範囲にあった、紐を手にして遊んでいた、偶然首にかかった、といういくつかの偶然が重なると実際に事故が起こってしまうのです。どれか一つでもなかったら死亡という結果にはならなかったと思われます。偶然といっても、この中には避けることが出来ることがいくつもあった筈です。日頃から危険を予測できることがないかどうかを注目しておきましょう。