京(みやこ)あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

【Ⅲ-9】お風呂での溺水事故

わが国では年間に約50名の子どもが水に溺れる事故で亡くなっています。プールや海で溺れる事故は夏に多いのですが、実は子どもの溺水事故の約半数は自宅の浴槽で起こっており、これはわが国の特徴です。しかも、自宅の浴槽での溺水事故には季節による差がなく、その85%は2歳未満の乳幼児に発生しています。

子どもの浴槽での溺水を防止するためには、①風呂場の入り口に鍵をかける、②残し湯をしない、③一緒に入浴中(ビ二―ルプールも含む)は子どもから目を離さないの3点を徹底することが有効です。

なお、2019年に行われた保育施設の保護者6,000名を対象とした全国調査では、21%が入浴時に溺れかけた経験があり、溺れかけた事例の87%で声を出さず、34%で水音がなかったと回答していました(子どもは静かに溺れます)。

水におぼれて呼吸が止まった子どもを救命できるかどうかは、発見者が現場ですぐに心肺蘇生を開始したかどうかにかかっています。保護者の方は心肺蘇生法の講習会をぜひ受講するようにしてください。