京(みやこ)あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

【Ⅳ-4】子どもがよく頭が痛いと訴えます

4歳の男児ですが、たびたび頭が痛いと言います。放っておいてもいいのでしょうか?

熱が出るような病気に伴う症状の一つとして一時的な頭痛を訴えることはよくあることです。しかし、この子はたびたび言うということですから、熱がなくても繰りし起っているようです。発熱もなく、急性の頭痛ではないようですが、幼児期で頭痛を訴えることはまれです。就学前位でないと頭痛を正確に表現することは難しいと思われます。

「頭が痛いの?」と聞くと「ウン」と返事するかもしれませんが、本当なのかどうか、わかりません。「頭は痛くないの?」と聞くと「ウン」と返事するのかもしれません。しかし、子どもの顔の表情で、頭痛を含めて苦痛があるか否かは推測できるものです。頭痛の訴えの場合には例えばけいれん、嘔吐、不機嫌、食欲不振などや首が痛いとか、額にしわを寄せるなど随伴症状の有無を意識することが大切です。これらの所見がある場合は脳腫瘍など中枢神経系の異常や全身性のゆっくり進行する慢性疾患の症状の一部かもしれないので受診の必要があります。

随伴症状がなくて頭痛を訴える時は視力低下や慢性中耳炎なども考えられます。また、家族にいわゆる「頭痛持ち」の人がいないか尋ねると、おばあちゃんやお母さんが頭痛持ちのことも意外に多いのです。子どもは大人の様子をしっかり見ていて、大人のまねをします。つまり、子どもは良くも悪くも大人のまねをしながら成長していくのです。

ともかく、何かを訴えているので無視してはいけません。子どもの訴えにしっかり耳を傾けて訴えが続く場合、診察を受けてください。眼科、耳鼻科も忘れないようにしてください。