京(みやこ)あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

【Ⅰ-20】赤ちゃんの歯磨きはいつから必要ですか

赤ちゃんの歯磨きはいつから始めればよいですか?

一般的に赤ちゃんの歯は6~7か月頃から生えてきます。歯磨きを始めるのは歯が生えてからで十分です。ただし、最初から歯ブラシできちんと磨くことは難しいので、歯が生える前に赤ちゃんの口の周りや歯ぐきをやさしく触り、口の中を触られることに少しずつ慣れさせていくとよいでしょう。

歯が見えてきたら湿らせたガーゼでやさしく拭き、それにも慣れて歯が生えて(伸びて)きたら、膝の上に寝かせて歯ブラシで簡単に磨くようにします。歯ブラシは赤ちゃんの前歯2本分ぐらいの大きさが目安です。大きくなってうがいができるようになったら、食後のうがいも習慣づけましょう。

一方、生まれて間もない赤ちゃんの歯ぐきに米粒大~小さい真珠大の白くてやや硬い半球状のしこりのようなものがみられることがあります。1~2個のことも小さい粒が多数まとまってみられることもあります。乳歯と間違えられることがありますが、これは「上皮真珠」といい、顎の中で乳歯が作られた後に残った組織が袋状に閉じ込められて角質の塊を作り、歯ぐきの表面に出てきたものです。下顎より上顎にできやすく、痛みやかゆみは特にありません。治療の必要もなく、本当の乳歯が生える頃には自然に消失します。その後の乳歯の生え方にも影響を与えることはありません。無理に取ろうとすると逆に歯ぐきを傷つけてしまうのでやめましょう。