京（みやこ）あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

一般的に便秘とは3日以上排便がなかったり、便がコロコロと固かったり、便が出にくいことをいいます。しかし、排便にはかなりの個人差があります。特に、母乳栄養の赤ちゃんの場合は、何日も便がなくても機嫌は良く、おっぱいの飲みも良く、体重の増加も順調なら心配はいりません。

家族の人が赤ちゃんにしてあげられることは、たくさん遊んで運動させてあげること。一緒に笑える位楽しく遊んでください。大人は運動不足だと便秘になりやすいのですが、それは赤ちゃんも一緒です。

水分もたっぷりあげましょう。白湯や麦茶、ごくうすい砂糖水などもよいでしょう。離乳が進んでいるなら繊維質の多い野菜、海草、納豆や果汁、プルーンなどが効果的です。入浴後にはおなかに向かって時計周りに円を描くように、やさしくマッサージをしてあげてください。

どうしても出ない時は綿棒の先にオリーブ油などをつけて、肛門に浅く（綿の白い部分がかくれるぐらい）差し込んで肛門の内側を刺激してください。それでも出なかったら浣腸という方法がありますが、最初はかかりつけの小児科でやり方を教えてもらうことをお勧めします。