事故防止
【Ⅲ-13】子どもの転落事故の防止対策について
子どもの転落事故を防ぐためには年齢に応じた対策が必要です。事故の起こり方は子どもの発達に伴って変わっていくため、事故を防ぐためにはまず子どもの正常発達を知ることが重要です。子どもの次の発達段階をみすえた先走りの予防対策が最も有効かつ効率的です。
自力で移動できない間は大人が赤ちゃんを抱っこしたまま移動し、自分の足元が見えずにつまずいて、赤ちゃんを落とす事故が多く、注意を要します。ベビーベッドに寝かせていても、足をばたつかせて体が移動し、転落することがあるため、ベッド柵は必ず上げるようにして下さい。
歩行器やはいはいの頃には、前しか見ようとしない赤ちゃんが段差につまずいて歩行器から転落したり、一人で階段を登って転落したりします。段差や階段の前後には柵を取り付け、危険箇所には転落のショックを和らげるマットを敷いてください。
外界への関心が高くなると、窓やベランダから転落することもあります。転落の危険がある窓は二重にロックし、子どもの踏み台になり得るものは撤去しましょう。