京(みやこ)あんしんこども館からの安心・安全アドバイス

【Ⅰ-7】授乳後のゲップがうまく出ません

授乳後のゲップがうまく出ません。どうしたらよいですか?

赤ちゃんは授乳の時、お母さんの乳首や哺乳瓶と赤ちゃんの両側の口角に隙間があったりすると、多量に空気を飲みこんでしまうことがあります。だから、飲み終わった後はゲップをさせるようにしましょう。ミルクの時は空気を吸い込みにくいように、哺乳瓶の底を持ち上げて飲ませましょう。

おっぱいやミルクを飲んだ後そのまま上向きに寝かせてしまうと、ゲップと一緒にたくさんのお乳を顔の上に吐いてしまい、窒息の危険が出てきます。

飲んだ後は赤ちゃんと向き合う形でたて抱きにします。肩の上に赤ちゃんの顔をのせ、背中をまっすぐにして下から上にさすったり、トントン軽くたたいたりしてみてください。横向きに膝の上に座らせてあごの下を支え、背中をさするようにしても同じ効果が期待できます。

一方、ゲップが出なくても心配はいりません。そういう時は赤ちゃんの頭の位置をやや高めにして、左側を少し上にする体位を30分くらいとりましょう。

ゲップはお父さんやおじいさん、おばあさんでもさせてあげられます。ゲップさせている時には赤ちゃんの体がくっつくので、フワフワした柔らかい赤ちゃんを感じてください。

おっぱいやミルクを飲んでいる時は抱っこして、赤ちゃんの目を見て、「おいしいね」、「上手に飲むね」と話しかけましょう。保護者がやさしくほほえむ顔を見せると赤ちゃんも幸せになります。